ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    オリキャラ募集中 ( No.19 )
日時: 2010/10/08 08:07
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

「で? 話を戻すが、何故俺は死んでいない? と言うか、何でピザ喰ってんだ?」

「ハイ、ピザ」

「あっ、サンキュ」

ピザを食べ終わり、再び罪木にピザを配られながら半分呆れたジャックがポケットから取り出した酒を飲みながら言い放った。
それに対し、

「何でって、未来は変わるって言うじゃん。つまりそういうこと。ピザは私がお腹空いたから。未成年がお酒飲んじゃダメでしょ」

ピザを頬張りながらネルがジャックの質問を流す。
しかし、もういくつか疑問はある。
一気にジャックはピザを食べ終え、

「良いじゃねぇか、酒くらい。そいつは一体なんだ!? 急に襲ってきたりピザ配ったり!」

「食べるの早いね、ハイ」

「あっと、サンキュ」

そう、罪木の事だ。
ネルは更にもう一口頬張ると、

「ふぎょぐぉがわわ」

分かんねーよ!
何だ!? 「ふぎょぐぉがわわ」って何語だよ!
何でしゃべる直前にピザ頬張るんだよ、可笑しいだろ!
その怒りを抑えつつ、

「何と言ってるのか分からんのだが……」

ジャックの顔を見てピザを飲み込むとネルは、

「罪木君? 国家特殊工作員。私の国の精鋭中の精鋭で、魔族と人間のハーフだから特殊任務を与えているわけ。純粋な魔族や人間より有能よ」

その答えは予想外、

「お前の国……?」

「あんたの国、アルドラ連邦の一番の敵対国であるセレピア共和国。そこの女王やってんの」

あのな、そんな軽く女王やってるとか言わないだろ。
普通隠さないか?
と言うか隠すよな?
こういう展開って、

「女王って事隠せって? 目がそう言ってるよ、偏差値10のジャック君。隠さなくていいから隠さないんだよ、私を殺せるのは私か同じ魔神だけだからね。そうだ、戦闘報告しなくていいの?」

「るせぇ! 偏差値12は余計だ! まあ、戦闘報告もあるし、帰るな」

「また何処かでね〜」

「会わねーよ」



……。




戦闘報告を済ませにジャックが報告事務所へ戻る頃には、アルドラ連邦は壊滅していた。
とある一人の化け物によって……!