ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 世界をボードに魔術【ゲーム】のバトル    オリキャラ募集中 ( No.43 )
日時: 2010/10/23 16:33
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

「俺は、これから力を奪う事に専念する。主にゲームキャラクター共の魔神の力を……!」

真夜中。
起き上がったジャックは怪我の事を忘れているかのようにベッドから起き上がると体を捻っていつもは腰に付けている流星を背に背負うとジャケットを羽織り、リアの眠って居る部屋を後にした。
そのっま、宿の受付へ金を置くと表に止めてあったバイクへとまたがり、アクセルを吹かす。
スロットはいつもの如く全開で、前に警察に捕まった時と同じだけスピードは出る。
更に、またがってそのまま酒ビンを咥え、一気に飲み干した。
そのアルコール度数、脅威の98%。
普通なら死ぬぞ……。

「まずは情報集めか、アーレイン漁港にでも行くとするか。あそこは人も多いし、何か手がかり位は手に入るだろ」

そう呟くと、ジャケットの胸ポケットから折りたたんだ地図を取り出すと、火の付いたランプを近づけた。
地図を見て、ジャックは黙り込んだ。
……ここは、この場所は地図に載っていない。
この場合は仕方がない、

「日の出を待って発つか、それで現在地はなんとなく分かる」

そういうと、バイクのエンジンを切ってジャックは再び眠りに付いた。





——彼女を見てはいけない、話してはいけない、関わってはいけない、死んでしまうから——





そう、誰かが耳元でささやいたような気がした。


ジャックが目を覚ます頃には空が白み、日が昇ってきていた。
宿の裏から日が昇っている、

「東は向こうか」

その言葉と共に、スロット全開。
目指すは、南。