ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 世界を舞台に魔術【バクチ】の勝負 ( No.7 )
日時: 2010/10/02 10:11
名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: NN.yKTYg)

ジャック  適合、未定着
ナイト   適合、未定着
ルーク   適合、定着済
ビショップ 適合、未定着
ポーン   適合、戦死。適合、定着済
クィーン  適合、定着済
キング   不適合、検体は死亡 そのまま保留
エース   不適合、検体は死亡 そのまま保留
以下スペードナンバー
№2     適合、戦死。適合の後発狂し、自殺
№3     適合、未定着
№4     適合、狂死。適合、定着済     
№5     適合、後に自殺。適合、定着済み
№6     不適合、適合実験直後即死。保留中紛失
№7     適合実験準備中
№8     適合、完全定着
№9     不適合、死亡。適合、未定着
№10     適合、完全定着

以下ハートナンバー

№2     適合、未定着  
№3     適合、不定着。適合、定着済
№4     適合の後自殺。適合の後自殺。現在保留中
№5     適合、完全定着済み、死亡。(ジャックによる殺害と断定)
完全適合後は、力の回収は不可
№6     不適合、適合実験直後即死。保留中紛失
№7     手違いで死体への適合実験の結果、成功。
№8     死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№9     死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№10     死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)


以下ダイヤナンバー

№2    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№3    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№4    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№5    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№6    適合不可、死体への適合に移行するも不可能、保留時に紛失
№7    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№8    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№9    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№10    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)

以下、クラブナンバー

№2    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№3    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№4    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№5    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№6    適合不可、死体への強制適合不可。保留時に紛失
№7    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№8    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№9    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)
№10    死体適合後、再度死亡(ジャックによる破壊と断定)





暗い部屋で、一人の少女が長いリストをブツブツと呟きながら眺めていた。
そして、

「ポーン! ジャックによる殺害、破壊が多すぎない?」

ドア付近の警備の男へ問う。
ポーンと呼ばれた男は、

「ジャックによる殺害です、貴方様が直接命令を下せば宜しいかと。チェス、トランプにおいて貴方様は上の冠位の御方です、ジャックは逆らえません」

答えるのを躊躇しつつ答えた。
何故躊躇したかは簡単な理由、

「ポーン、あんた気に入らない。ここで頭割って自害しなさい」

そう、チェスでもトランプでも、上の者には逆らえぬのだ。
そう、絶対に……!
気が付けば、ポーンと呼ばれた男は脳をそこ等辺に撒き散らし、自害していた。
それを掃除婦が何事も無かったかのようにゴミを掃くかの如く塵取で拾い集めるとダストシュートへと流し込む。
この時代、人間の悪意はとどまる所を知らなかった。