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「翠華〜、あんまり暴れないでよォ〜」
狂歌はつまらなそうにステージの上で、足をブラブラと
動かしていた。
「え〜なんでですかぁ〜？」
「いま、殺し合う順番じゃないから。」
「あ、そうでしたかｗ」
「よそ見しないでッ！」
区美が翠華に叫ぶ。翠華は嫌な顔をして
向かってきた槍を思いっきりはじきとばす。
「ッ！」
そしてその隙に斧を振り下げる。胸から腹部までにかけて
区美の体を引き裂く。
「あ・・・・・・」
区美は床に倒れこむ。傷口から血が勢い良く吹き飛ぶ。
槍が音をたてて床に落ちる。
狂歌が区美に向かって走り、区美の脈を見た。
そして、「ふぅ」とため息をつく。
「死んじゃったんですけど。」
「いいじゃないですか。浅はかな人だったって言うことで」
翠華は「あははは〜」と笑った。
「さぁ！部屋へ行きましょう翠華さん、狂歌さん！」
もう最後の殺し合いが始まっている。
体育館には叫び声が響く中、高い声がとても響いた。
「こ、ころん・・・」




第一幕　終幕