ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死滅=再生 ( No.16 )
日時: 2010/10/23 13:30
名前: ★ユマ★    ◆FfKRCvpEe. (ID: 6w.ezElv)

 第⑥話#新しきは古きを駆逐する#

 『君に、僕たちのねらいを教えてあげよう・・。』


 そう言い、勇螺は俺の頭をつかんだ。

 俺はびっくりした。
 けど、久しぶりの勇螺の感触に懐かしさを感じた。




 ド………クン




 身体の血が波打った。
 それを感じると、頭の中に、映像が映し出された。
 そこには




 ここはもう、破滅だ。
 新しい惑星を目指そう。
 ・・
 ここはどこの惑星よりも、進んだ文化が発達していた。
 だから、争い事が起きるのは、時間の問題だった。
 なにより早く、
 誰よりも強く、
 そう思った矢先には、必ず”崩壊”という名の旅路(みち)があった。
   ・・
 もうここは捨てよう。
 そして宇宙を超えて、”地球”とう名の惑星に身を下ろそう。
 私たちは遠い遠い宇宙を超えて、みんなと共に集団して向かった
 どれだけ進んでも一向につかない。

 見つけたんだ、”生命の息吹”を……
 そして見つけた、”死”こそが私たちの〝進化〟だと………




 「でも、俺たちがここに来てから、またしても〝進化〟の道を……」


 「…………。。」

 「”死”こそが〝進化〟の道!?そんなの古い考えだ。我々は見つけ出した。能力を持つ者が、”死”への道を問い正すのだ。」




 俺はよく分からなかった。
 けど、一気になにかが降りかかってきたみたいで
 恐かった。
 俺はこれから……


 どうなるんだろう…………