ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死滅=再生 ( No.19 )
日時: 2010/10/23 17:37
名前: ★ユマ★    ◆FfKRCvpEe. (ID: 6w.ezElv)

 ⑦話#耐えられない痛みと叫び#

 俺は今、どこにいる?
 俺は今、ナニしてる?
 俺は今、どんな事を思った?

 ここは暗い、部屋。
 俺はここに閉じ込められている。
 あ、閉じ込められてるってゆぅよりここに入る前になんか言ってたな……

 『これからお前には複数の”痛感”に耐えてもらう…その後にも試験が待ってるからちゃんとしとけよ』

 あんたたちの言う、『ちゃんと』ってナニ??


 俺の身体は、いろんなところにチューブが繋がってて、そこから”液体”やら”粒”なんかを俺の身体に流していく。
 その後には”痛み”。
 そして”虚しみ”。
 そんで”罪悪感”。

 俺はこんな時、生きてるのか死んでるのか分からない感覚がキライ。


 すぅ.....


 また、”何か”を入れられた。

 「うぅっ…ぅ、、っあ!………あ゛ぁ゛ああああああああ!!!!」

 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

 もう、さんざんだ。
 こんな目に遭うのも、こんな気持ちも。
 こんなバカかマネ事に、親父や兄貴は誘いこまれたんだ。



 ピ—————ッッ



 『聞こえてるか?……澄和。ここではコレで終わりだ。次の段階に行くために、今日は1日、ゆっくり休みたまえ……。』



 俺はこの”痛感”の部屋を突破した。
 けどこの後にはまた次の段階。


 俺はシャワーを浴び、少し散歩した。
 そして疲れ切った俺の身体は、自然とベットに向かっていた。




 ばふっっっっ




 ベットに突っ伏した。
 そのまま、深い、
 深い暗い、〝闇〟のどん底に堕ちて行った。





 今日の記憶はここまでで途絶えた。
 次の日、俺は何をしたか、覚えていない。


 『澄和っ!……っ』


 そう、親父と兄貴の声のする方へ喘いでいた気がする。
 自分でも抑えきれない何かを、大声で叫んでいたと思う。









 俺は

 いったい

 何を

 した??