ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 破壊ウイルス Human Collapse ( No.168 )
日時: 2010/10/28 17:58
名前: 黒帝 ◆ltYx4J.g3k (ID: S20ikyRd)

やっとのことで亜種をいったい倒した。
俺はふと気がついた

「おいおい・・・もうこんなに数少なくなってれば残りのはスルーの方向でいいんじゃないか?」

レオンは向こうをずっと見ている。
何かが来るかのようにずっと・・・

俺もレオンの見ている方向を向く。   やはり何も無い

俺はコンコンとレオンを叩いていった。
「おい早くしないと残りのも来るぞ・・・」

するといきなりレオンがうえの方向を見て俺の服をつかんで今まで見つめていた方向と逆に走り出した!
なんだなんだ! レオンは前をまっすっぐ見て何もいわず走り続けている。

まるで必死で走っているようだ。(必死で走っているようだと言うより必死で走っている)

なんだかどんどん耳を劈くようなうるさい騒音がちかずいてくる。 この音はどっかで聞いたような・・・

そうだ!
俺はふと上を見上げた。

やはりそうだレオンがずっと見ていた方向から来ていたものはヘリだ!

でもなんで逃げるんだ? 敵なのか?
見る限りそのヘリは武装ヘリだ。(見る限りといっても引っ張られながらなのであまり見えない)
今の状況であまり関係ないが レオン結構足速いな・・・

するとそのヘリは砲弾を発射した!
しかし俺達には届かない。もうずいぶんさっきの方向とは離れてる。

するとその砲弾はゾンビ達のいるところに直撃した! そしてゾンビ達のいた大地は消え去った・・・

とてつもない威力でまるでドームのように爆発した。

だいぶ離れていたので爆風は届かなかった。

煙がゆっくりゆらゆらと消えてそこが見えたときにはすっかりそこはへこんでいてゾンビ達など跡形もなかった。

結構あっさりだな。

レオンは俺を離した。そしてレオンは足を止めた。
レオンが止まるとそこに砂埃が・・・

しかしレオンは止まってもヘリはどんどん近ずく。
「おい!大丈夫なのか!? あれやばいんじゃないのか!」

レオンはそっと言った
「大丈夫だ。」

そのヘリは前まで来るとどんどん俺達のほうに降りてくる。

そしてそのヘリが音をたてて荒っぽく降りると中からレオンと同じような服を着た人たちが出てきた。
3人ぐらいかねぇ

その中の一人が俺をちらりと見てから言った。

「おいこの坊主だれだ」
男はアメリカ人なのに俺にまるで俺に言ってるかのようにわざわざ日本語で言った。

坊主だと!?
レオンが肩をカクッと落としていった
「大丈夫だ。 どうやら「阻止団達」らしい。」

さっきの人が言った
「「計画者達」?」
わざと言ったように聞こえる。

レオンがあきれたように言った
「「阻・止・団・達」だ」

「ホントかよ!」

「ああだから今から日本に行く」
さっきから言ってる人が眉間にしわを寄せていった。

「どうして日本へ行くんだよ」

「俺達だってずっとこのままいたって意味は無いし「阻止団達」に入ったほうがいいだろ。 こいつの話だと日本に行けば手続きできるようだしな。」
続けていった。
「お前以外は全員入りたがっているぞ」

その男は周りを向くと他の人たちはうなずいた
「そんなの聞いて無いぞ」
「だったら今聞くが入るのか?」
・・・・・・
沈黙が続く
そして男が口を開いた。

「わかった入ろう」

こうして入ることが決定した。
やっとコレで日本に帰れるのか。

すると男達はヘリに入り込んだ。
最後にレオンが入っていった。
そしてレオンが俺に向けていった。

「おい蛇!お前も速く乗れ!」

やっとコレでこんな最悪な砂漠からおさらばできる
俺は振り向くことなく走っていった。








砂漠編 完結