ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 破壊ウイルス Human Collapse ( No.175 )
日時: 2010/10/29 16:15
名前: 黒帝 ◆ltYx4J.g3k (ID: S20ikyRd)

4年後〜

ひとつの道に少年が息せき切って走っていた。
少年はおびえきっていた。 いや、ここで普通の人がおびえないことはありえないだろう。

「ハァハァ・・・」
周りには無数の牢屋があって、そこには暴れながらおりを叩いたりうずくまったり共食いしたりしているゾンビがいる。

4年前から発生しているゾンビだ。
この4年間何の武装も無い僕が生き残れたのは奇跡だろう。

牢屋の中には普通のゾンビとは大体形が違うのもいた。そのゾンビはただそこにたっているだけで、たまに近ずいてくるゾンビを潰すだけだ。



ずっとおびえながら走っていると無効に施設らしきものがでてきた。

そこの前には大体 高2くらいの人がうろついていた。 でも身長がハンパなかった190ほどはあるだろう。


その男が僕にきずいて声を出した。

「おい! そこの奴!」
続けて男は言った。 ゾンビ達の叫び声や物を叩く音の中でもよく聞こえるでかい声だった。

「こっちに来い!」

さっきまで走っていた足が止まってしまった。

怖く手足が震えている。
まるで凍りついたかのように足が動かなくなっている

今度は男がもっと怖い声で呼びかけてきた。

「速くこっちへ来い!!」

行きたいが足が動かない。 それに生きている人間を見たのはいつぶりだろう。

「しょうがない・・・」
男は僕が動けないのをわかったようだ。
男はため息をつくと何かをこっちえ構えてきた!

あれはピストルか!?
やばい!動かないと・・・でも足がいう事を聞かない・・・。


男はピストルをドン!と音をたてて発射した!

だめだ—もう死ぬ———

そう思ったときに気を失った。






数分後————

目が覚めた。
しかしさっきみたいなとこでは無い。
上はタイルでできていてまるで病院だ。

しかもとても暖かい。外は寒いのに加えてここはまったく違う。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どこだここわ!

周りを見ても誰も居ない。
周りは病院らしき器具がおいてあるだけだ。

すると向こうから音を上げてドアが開いた。

するとそこからさっきとは違う人間が入ってきた。

その男は見た目50歳前後で結構ピンピンしている。
見た目は軍服らしきものを着ていて顔はとても・・・怖い・・・・・・


その男がゆっくり口を開いた。

「やぁ」

結構普通のことを言われたのでビックリした。
奴隷にしてやろうか?などといわれるかと思っておいたのに・・・

「何から話をしたらいいのか・・・」

相手が何を言っているのか意味がわからない。
何の話なんだ?


「まあ最初にひとつ言うとしたらここは『阻止団達』のアジトみたいなとこかな?」


『阻止団達』?何なんだそれは!意味がわからない!

何を阻止するんだ!イロイロ質問がありすぎて頭が回らない・・・

「ええとだな詳しく言うと『阻止団達』って言うのは『計画者達』の計画を阻止するための阻止する隊かな?」


何だそれ!ぜんぜん詳しくないし!もっと疑問がうかぶ!『阻止団達』も意味がわからないのになんなんだ『計画者達』って! もっと疑問がうかぶ!

相手はため息をついていった。

「ちゃんと言うとだな。」

ちゃんと言っていなかったのか・・・

「まず『計画者達』だがコレは今君も知ってのとおり今ゾンビが大量出現しているだろう。 あれを作り出したのが『計画者達』だ。 まぁ何で作り出したのかはよくわからんが・・・」

え!なんだか大掛かりなことになってるぞ!
という事はここが『阻止団達』のアジトならこの人は『阻止団達』でこのゾンビを破壊しようとしているってコトか!?
何でこんなすごいとこに来てしまったんだ!?

「まぁこれで少し理解したと思うが私達は『計画者達』の計画を破壊しようと思っているんだ」

そうしてその男はそばにあったいすに座っていった。

「ここからが本題なのだが。君をここに呼んだ理由は」

なんだかすごいことになってきているのに僕はきずいた。

「君に協力してもらいたいんだ。つまりだな君にこの隊に入ってもらいたい!」

え!なんかすごいことになってる!そんなすごい隊に引きずり込まれようとしているのか?

「まあいきなりですまんが、今・・・『計画者達』と戦争中なんだ・・・」

「え!?そんなところと戦争中なんですか!?」
僕はビックリして跳ね上がった。

「やっと口をきいたな」
相手は少し笑っていった。



「それでこの戦争に少しでも加勢するために君に入ってもらいたいんだ。・・・戦争が始まってからずいぶんな人が死んできた・・・」
少し悲しげに言った


「それで君は入ってくれるのか?」



・・・





続く