ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 破壊ウイルス Human Collapse ( No.229 )
日時: 2010/11/18 19:16
名前: 黒帝 ◆ltYx4J.g3k (ID: TW1Zh9zP)

次の日———

いきなり目が覚めた。
殴られた気分だった。

目を開けて見ると———ヤッパリ…叩かれていた。
そこには誰かいるが誰だかよくわかんない。 確か、いつか見たような気が…

思い出した!その人は僕が「阻止団達」に入ったときに睡眠薬を撃った人だ!

その人はやはり背が恐ろしく高く、4年ほど年上かな…

「早く起きろ!いつまでぐぅたらしてるんだ!今日は重大発表があるんだぞ!忘れたのか!?」

すごいボリュームだ。上の埃がパラパラと落ちてきた。

て…いうか
知りませんよそんなのなに重大発表って、そうか昨日早く寝たんだった。

そう思いながらボーッとしているとついに、相手がプッツン来たらしい。

少し顔を赤くしてさっきより馬鹿でかい声を出した。
「はやくしろ!日本語が通じないのか!今すぐお前なんて外に放り出して殺してもいいんだぞ!」

「は、はい!」

すぐに返事をすると急いでしたくをしてさっきいた場所に戻ると、やはりあの人はいなくなっていった。
でも、さっきの威圧感がまるでまだ、ピリピリと残っている感じだった。

またボーッとしてしまった。
ハッ!ときた。早く行かなくては…

そして階段を下って(エレベーターがあることを忘れた)2階に着いた時きずいた。

どこに行けばいいんだろう…

するとカツカツと歩く音がした。
こっちへ、ちかずいてくる感じだ。
何かとやばい!と思ってしまった。

そしてその足音が角を曲がってこっちを向いたときにホッとした。

大佐だ。
少し驚いたように言った。

「おいおい。まだこんなところにいたのか。今日は重大発表があるといったのに…」
そしてすぐに付け加えた。
「そういえば君は、昨日あの時いなかったか…」

そしてためらったように言った。
「俺についてこい。場所は今度から教えておくから、その場所でだいたいの発表はするぞ。そこも覚えておけ—」

そして言い終えるか終えないくらいのところでクルッと向きを変え、歩き出した。
速足だ。
遅れないように歩いていった。

大佐が止まったところは1階のホールの真ん中にあるドアだった。

「ここだ。覚えておけ。」

僕はしっかり覚えておいた。
そして、大佐がドアを開けてはいるととてつもなく緊張した。
なぜならそこには「阻止団達」メンバーが全員いてシンと静まり返り皆がこっちをまばらに見たからだった。

その部屋は席と長い机二つがザーッと向こうまですごく続いていて一番向こうにはモニターと少し形が違う机にいすが何個かあった。

みるとさっきの人の隣に席が空いていた。大佐はどこなのかと思ったが大佐の席は一番前のほうにあった。

そして気にならないようにサーっと音もたてず自転車でもこいでいるかのように自分の席に着いた。
すると、隣にいるさっきの人が誰にも聞こえないような小さな声で囁いた。
「俺が起こしてやったのに遅いじゃないか」
あんたが場所を教えてくれなかったからだよと皮肉を込めて言ってやろうかと思ったがやめておいた。
こんな所でこの人のいかりを爆発させるわけには行かない。
それこそこの人の怒りどころかこの部屋も爆発してしまう。

前にいた人がコホンと咳払いをして言い出した。
僕が誰だ?と言う顔をしたらそれにきずいたのか隣の人がひじでつついてぼそりといった。

「管 直人だ『阻止団達』の会長の…」
そしてその人は管 直人を見てすこし痙攣した。
「俺はあまりあいつが好きじゃない…」



続く