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「でも！」


「俺たちだって国民の一人だ！」

直人はこわばった表情になった

「だまれ！そこでぐちゃぐちゃ言ってるならさっさと死ね！」


「くそ！」

「ちなみに」

「そのピストルに入ってる玉はたったのひとつだ」
笑いながら言った


「な！」

「お前俺たちを殺す気か！」

「一発でしとめられないような奴はいらん」

「おまえ・・・」
俺は顔を真っ赤にして怒っている


そしてへらへらと笑いながら告げた。

「どうせなら私に撃って試してみてもいいんだぞ」


本当ならあいつに撃ってやりたい。
だけど玉がひとつなら無理だ

たぶん一回で殺せない奴などいらんといっておいて本当は
自分が撃たれないようにひとつにしたに違いない



続く