ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 破壊と創造 ( No.15 )
日時: 2010/11/16 20:53
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: cVA1W6Ik)

   Capter Ⅰ 聖石 —is After—

聖なる光。
なぜかそれを見て、リベルは興奮した。
レイシーはそれに気づいてはいない。

『めずらしいな...。うわっ!!』

リベルがダイヤに触れようとしたとたん、彼は見えないバリアに跳ね返されたかのように吹き飛ばされた。
エレベーターの壁に着地し、激突は免れたものの、ダイヤを凝視している。
しかし、驚いたレイシーが触ってもダイヤに変化は見られなかった。
ダイヤは相変わらず、聖なる色の淡い光を放っている。

「リベルが悪魔なのと関係あるのかしら?でも私は平気みたいね」

こんなに穢れているのに、という彼女の悲しいつぶやきはリベルには届かなかった。
丁度F4に着き、彼女は先にエレベーターを降りる。
目の前にはでかでかと

“関係者以外立ち入り禁止!!それでも入った物、身の保障なし”

と書かれたホワイトボードが置かれていた。
左手にはトイレがあり、右に折れれば狭い勤務室がある。
そちらへ折れようとしたとき、後ろから何か犬のようなの泣き声がして振り返った。

—————そこには、おびえた様子のリベルそっくりの犬がいた。

「...リ、ベル...!?」

   Capter Ⅰ —is After—・・END・・