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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ——光と闇のAbility戦争—— ( No.8 )
- 日時: 2011/01/31 17:50
- 名前: yuki.・* ◆ZhstMH.9BI (ID: hQNiL0LO)
Capter Ⅰ 聖石 —is Before—
———あれから4年。数々の生き地獄に送ってきた。大罪人を裁くために。
あれから連続失踪事件が続いているが、もちろんのこと犯人は私。
互いの力と心を交換したわたしたちは、まだ闇と戦っている。相変わらず、闇の量は減らない。
悪魔—リベル—は、元は悪魔ではなく天使だったという。
天使→堕天使→悪魔。
神にそむいてまで彼は闇を消そうとした。神は世界を戻されることを危惧して悪魔に格下げしたようだ。
「はい、レイシー。お土産」
「・・・お土産?」
女の人が箱をわたしに渡してきた。
私は首をかしげながら社のエレベーターに乗り込む。
扉がしまると、あの人はもういなかった。
ここは警察兼捜査官本部。といっても、連続失踪事件の自首をしに来たのではない。
私はここで働いている。
ここのほうが他より早く情報も入る。大罪人を消すにはもってこいの場所である。
それに、灯台元暗しでもある。
『さっきのは誰だったんだ?なんか見たことなかったけど』
はっとするが、さっきの女性の顔を思い出そうとしても思考に霧がかかったように思い出せない。
そうだ、と思いたちさっきの蒼い箱を開く。
「これってまさか...」
それは直径7cm位の聖なる色のカラーダイヤモンドだった。
Capter Ⅰ —is Before— ・・END・・
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