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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 命の花が散る時に((コメ待ってるぞぉー ( No.10 )
- 日時: 2010/11/03 22:42
- 名前: 小6 ◆QMf24I4Ms6 (ID: xXMH10.o)
〜3輪目〜
輪廻「理恵……」
葬儀場には20〜30人の大人や同級生が集まっていた。
仏壇の葬式写真に写っていた理恵の表情は笑っていた。
無邪気で。
優しくて。
暖かくて。
私は理恵に貰った髪どめを付け,この場所来た。
物凄く辛かった。
小さい頃から一緒に居た人が死んだ……
そう考えると辛くて…悲しくて。
輪廻「理…恵ぇ……………」
黒い葬式服に涙が滲む。
もう耐えられなくなって来た。
母「輪廻ちゃん……」
私は母に背中をさすられて,なんとか落ち着きを取り戻した。
葬式が終わると,今度は私の家の近くの霊園に行く。
少しでも近くだと理恵も安心して逝けるだろうと,理恵のお母さんが,霊園の墓を設けたらしい。
私は理恵の墓の前でこう言った。
輪廻「絶対に理恵の仇は私が取るから。」
私はその日から泣かないと決め強くなると決めた。
そして1年の年月が経った。
高校1年生になり,新しい学校になる。
クラス分けの表を見ると,雛魅の名前が入っていた。
あとは,『レイチェル・ハーゼン』『斉藤 簾』と言う知らない名前が入っていた。
今日から高校生かぁ……
だが,その日を境に悲劇が起こる事など思ってもいなかった。
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