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Re: 命の花が散る時に...《五話更新》オリキャラ募集中!! ( No.30 )
日時: 2010/11/03 15:52
名前: 小6 ◆QMf24I4Ms6 (ID: xXMH10.o)

    〜6輪目〜
だれ?

あなたはだぁれ?

いかないで………
そばにいて……
ひとりにしないで……

輪廻「………ん…あぁ…」

病室の空気は静まり,まだ薄暗い。
あちこちからは,光が漏れてくる。
丁度,5〜6時ぐらいか……と思い,輪廻は病室のカーテンを開けた。

輪廻が目にした光景は,いつもと変わらない町だった。
ドアには,カギが掛かっている。
輪廻は防犯対策とみなした。
母が,カギを掛けてくれたのだろう。

輪廻「まだ……傷口が傷む……」

理恵も,こんなに痛かったんだね…。

そのとき……

コンコンと,ノックの音がした。

輪廻「どちら様ですか……?」

ドアを開けると,蘭と夏苗先輩と男2人が居た。

蘭「早くにゴメンね…?」
夏苗「大切な話があるんだ。病室に入って良い?」
輪廻「あ…どうぞ。」

4人を病室に入れるとドアにカギを掛けて,椅子を用意した。

蘭「まず,自己紹介から……宗助から。」
宗助「俺の名前は、垣根宗助ぜよ。まぁ困りごとがったらいつでも来いにゃー。」
「ぜよ」って坂本龍馬か。

鈴「神崎鈴っていう。よろしゅう。」

2人とも独特な話し方だな……

輪廻「で話って何ですか?」

夏苗は,少し俯いてから顔を上げた。

その時,蘭は夏苗に耳打ちをした。
蘭(本当に…本当に言って良いんですか?)
夏苗(うん…。輪廻ちゃんは少しショックかもね…)

輪廻「……聞く覚悟は出来ています。」

夏苗は発言を決意した。

蘭「輪廻ちゃん,私たち…少し席を外すね…。」
宗助「じゃぁな。」
鈴「それじゃ。」

3人は病室を出て行った。

夏苗「それじゃあ,本題に入ろうか。」
輪廻「はい。」

夏苗「事件の指示元が分かった。」
輪廻「犯人の指示元は……誰ですか?」

輪廻は夏苗に訊ねた。

夏苗「犯人は…」



7話に続きます……