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二日前。
沙織達は,メックで昼食を取ることにした。

「ねぇ,お腹空かない??」
二人の女子高生がメックで雑談している。
「うん…。お腹空いたね…。チーズバーガー頼む??」
「サンセー!!」

ダァアン…





「きゃあああああ!!!」
聞こえた銃声が客達をパニックに陥らせる。
「ハル!!ハル!」
女子高生が倒れている女子高生の名を呼び続ける。
銃に胸を撃たれたようだ。
その傷穴から血が吹き出ている。
「きゃああ!」
女子高生は,男に蹴られ床に倒れた。
その男が女子高生を踏み潰そうとした瞬間—————

ズダン……!!

何かが,男にぶつかり男は吹き飛ばされ壁に身を打ち付けられた。

その『何か』の持ち主は————……
春亜だった。

「春亜…???」
沙織は呟いた。

「そのお姉ちゃんをいじめないで。」

壁に横たわっている男に吐き捨てた言葉はポツリとした小さな声だった。