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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 迷宮案内人 In the labyrinth ( No.4 )
- 日時: 2010/10/10 17:33
- 名前: 彩崎 (ID: FkTwM/pM)
case01 -明の場合- 01
明は、悩んでいた。
幼馴染である広人との関係についてだ。
二人は家が隣同士で、誕生日も産まれた病院も同じ。親同士の中もとてもよく、産まれたころから一緒にいた、といっても過言ではないというほどの付き合いだった。
だが、その関係も年を重ねるごとに違ったものになっていった。同級生の間で、高まっていく『恋愛』という意識。小学校の高学年ごろには、「付き合っている」といった噂が流されていたし。初めのうちはいい顔はしなかったものの、実は明もまんざらではなかった。
そう、明は広人に恋をしていたのだ。
だが二人ももう中学2年生。お互いに新しい友達もでき、部活なども忙しくなり、どんどん疎遠になっていった。
・・・明にはそれが、苦痛で不安でしかたがなかった。
広人が自分の知らない場所へ行ってしまう。
広人が他の子を好きになってしまったら。私なんて、もう視界の隅にも入らなくなってしまう。
どうしたら、広人に私を見てもらえる?どうしたら、広人に私を好きになってもらえる?
「どうしたらいいの・・・?」
視界が、真っ暗になった。
* * *
「ようこそ、貴方の『迷宮』へ」
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