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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 学園祭 —敗北とは何ぞや— ( No.2 )
- 日時: 2010/10/10 18:30
- 名前: 道化のピサロ ◆l3vISY73Lg (ID: jxsNqic9)
>>1
DQは4だけやったことがありマス。
Sign/0 校長権限
今、学校は賑わっている。
年に一度の大イベント——学園祭だ!
そんな中、俺は屋上で屋台を営んでいた。
たこ焼き機と一人睨めっこし、客が来ては売り、客が来ては売りを繰り返す。
暇が募っていく中、学園祭も中盤。
客もめっきり途絶えた屋上に、放送がなり響いた。
「ハァ〜イ! 校長ことわたくし、早瀬でぇす。
校長権限を使いまして、ひまぁ〜な学園祭に
『楽しみ』を与えてあげよーとおもってねぇ
たった今から『ばとるofがくさい』略して
ばとがくをはじめるよ〜」
賑わっていた中庭は、突拍子もない校長、早瀬の一言でしん、と静まり返った。
ふと気づくと、俺の左隣に、シルクハットに黒いタキシードを着た男が立っていた。
「印マコト様で御座いますね。
私、世界創造主の一人、ハヤセ様の命により、ルールの説明をさせていただきます。
与えられた能力を駆使し、ハヤセ様に膝をつかせれば、あなた様の優勝になり、願いを一つ叶えることができます。
ですが、このフィールドでは少々狭いので、別世界に移動することになりますのであしからず」
天才や異常者でもない限り混乱するだろう。正常な俺は混乱した。
第一に、あの早瀬が世界を作ったということ。
第二に、能力について。
第三に、別世界って何だ!?
というわけで、俺は混乱した。大事なことなので何回も思う。俺は混乱した。
混乱した俺の耳に、再びシルクハット男の声が入ってくる。
「では、転送しま——」
程なくして、すべての音は聞こえなくなり、視界も薄れていった。
END
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