ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 90度の角度で銃を構え、撃つ。 ( No.21 )
日時: 2010/10/12 07:36
名前: (V)・∀・(V) ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)

ザッザッザ・・・・・・・


何も無い荒地をただ只管歩き続ける。
足、腕・・・体が悲鳴を上げている。
しかし、こんなので音を上げてる場合ではない。
ヒューマン・ハンター達に殺されてしまう。
命を亡くすよりは、良い方だ

「・・・・・・・小休止だ」

周りを見渡し、誰も居ないか確認する。
・・・どうやら誰も居ない様だ。
小さな石や、建物の破片が転がる音しかしない。
それに混じって来る輩も居るらしいがな。

「・・・・水」

「あ・・・・ほい」

俺は霧生にもらった水筒を口につけ、中の水を入れ込む。
水が入り、安心したのか気が抜けてくる

「・・・・今の内に銃の整備でもしておこうよ。」

霧生はそう言って、武器の入った袋を取り出し 中の武器を取り出した

_____20分後_____

銃の整備も終わり、そろそろまた果て無き荒地を歩く事になる。
俺達生存者の宿命と言っても過言ではない。

こうでもしないと、生き延びれないのだから。

「行くぞ・・・・・・」

「うん」

そう言って、俺達は立ち上がり歩いた。


歩き、歩き、ついに市民総合病院まで後1kmの所までについた。

「・・・1km そろそろ到着だな。」

と言っても、辺りは荒地。
市民総合病院は、一体どんな風になっているのか。
俺の間違いではなければ、生存者は居る。

「・・・・・・・ついた!」

AM3:30


目の前には、巨大な施設


そう、


———『市民総合病院』———

大きく市民総合病院と書かれた文字。
どうやらここで間違いは無い様だ。

「・・・・・それにしても人の気配が無い」

此処まで来たのに、人の気配 いや何も感じない。
まさか生存者は居ないのか?
疑心暗鬼な心を抑え、中へと足を踏み入れた。