ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 90度の角度で銃を構え、撃つ。 ( No.5 )
日時: 2010/10/11 11:56
名前: (V)・∀・(V) ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
参照: 小説the darkness worldを1クリックd

「・・・・・・・・・誰かいるか・・・?」

ゆっくりと、息を殺して奥へと一歩一歩進む。
銃を構え、ゆっくりと。

こういう時は、多少の物音にも敏感に反応してしまう。
その時に、ヒューマン・ハンターに殺される場合もあるだろう。

注意深く、辺りに気を張り巡らせ、前へと進む。

「気配・・・だけはするな。」

人の気配。
いや・・・気配はするが、姿が見えない。
生存者か、ヒューマン・ハンター
その二択しか思い浮かばないだろう。

進んでいると、建物の奥には壁があった。
どうやら突き当たりの様だ
方向転換をし、右へ進む。

「・・・此処は・・・?」

少し広い所へ出た 太陽が眩しい 光が通っている
前を見ると、割れたガラスが太陽を地面に通している。
綺麗だが、無残な光景。

右下を見ると、一つのメモと拳銃が置いてある。
メモを手に取ると、血で殴り書きされた文字が書いてあった。

どうやら日本人の物だ 日本語で文章が書かれている。

メモを見る前に、腕時計を見て、注意深く気配を消しながら地面へと座り込んだ

「・・・? メモの内容を読まないと」

『わ・・・たしわ日本軍兵士・・・武・・朗・・・ここに・死・・・武器を残す・・・生存・・・使って・生き・・び・・・』

ところどころが荒くて見えない。
しかし伝えたい事は曖昧だが分かった。

このメモの男は、日本軍兵士であり 自分が死ぬのを悟ったのか武器を生存者のために残した・・・だろう

悪魔で推測だが、大体そんな所だ。

メモと一緒においてあった拳銃を手に取る。

「弾は・・・ほぉ 10発か」

マガジンを抜くと、中には弾が10発。

「・・・攻撃の素振りを見せなかったのか。」

これだけの弾があるという事は、勝ち目が無かったのだろう。

第三次戦争 終戦のときは、人口が三割ほどまでに減ってしまった。

その三割の中に俺が居る。

———————気配がする。

足音は聞こえない だが気配がする。

「誰だ!」

銃を構え、後ろを向いた——目の前には。

「・・・? 流山!」

仲間の、霧生が目の前に居た