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「コイツ五月蝿いっすよー…」

黒馬谷が呆れた顔で、御堂を見つめる。

御堂は『わたしにいうな』といわんばかりの表情で、黒馬谷をジッ"と睨む。


「口にガムテープよろしくっす。」



黒馬谷は面倒臭そうな表情で御堂に手を伸ばす。
生憎、ガムテープは無い様だ。
それを御堂の口から聞いた黒馬谷は、呆然としている。

「…じゃあ手で押さえてく…」


ガラガラガラッ!!


車の後ろから何か音がした。

振り向いてみると、一人の男が立っている。








「…村山は俺が連れて行く お前らは帰れ。」