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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【オリキャラ募集】 ( No.32 )
- 日時: 2010/10/18 17:53
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
- 参照: http://神のみぞ知るセカイ……。最高ですww
「なるほど…。青山佐那の家には、人の出入りが多い…か」
かなたが椅子に足を組んで座った。足の長く、顔も整っているかなたが足を組むと、ちょっとした絵になるから不思議なものだ。
「まだ情報不足よ。もっと詳しい情報が欲しいわね」
その隣に座った愛香も言う。こちらは頬杖をついて、目をつむっている。つぶっている目の奥では何を考えているのだろうと、あやはいつも思ってしまう。
まつげの長い愛香がやるから、すっごく綺麗なんだよなぁ。
「ねぇ、かなた達はどうだったの?」
「どうって?」
「大沢忠君。会えたの?」
ふと、思い出したようにあやが言った。
かなたはそのことか、と言うと秀二に目で合図した。
代わりに話してくれ、と言っているらしい。
「了解。実は、大沢忠には会いました。…が、途中で従兄弟同士の感動的な再会などがあったため、結局聞けずじまいです。また明日出直そうと思います。どうせ、明日から本格的に聞き込みとかするんですし」
「ちょっと待て、感動的ではないぞ」
「そうだぞ、秀二君。感動なんてどこにあったんだい」
同時に2人から突っ込みを受けた秀二は、メガネを人差し指で押し上げると、軽く溜息をついた。
「そんなのどうだって良いでしょう。
肝心なのは、明日どうやって聞き込みをするかです。先生達からの情報は、耶麻さんに任せるとして、そのほかの分担とかを決めないといけませんよね」
「そうだねぇ。秀二君の言ったとおり、先生達からの情報は俺に任せておいてよ。
じゃあ、分担は愛香と秀二君。かなたとあやちゃんと乙葉ちゃんで良いかな?」
一同を見回して、いかにも先生らしく言う。
「分かった。じゃあ明日の段取りをしよう。言わば作戦会議だ」
そう言うと、かなたは黒板に大きく「作戦会議」と書いた。
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