ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 椿原小学校探偵部、始動【頑張って執筆中w】 ( No.46 )
日時: 2010/10/25 10:02
名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
参照: http://神のみぞ知るセカイ……。最高ですww

7歳の頃———


『ねぇかなた。私、今からお料理するから、後片付けお願いね』
『え?僕が味見とかじゃないの?』
『うん。料理番組で言うと、テレビの端っこの方で右往左往している、アシスタントみたいな』
『愛香、よくそういうところまで見てるね』


(あの頃から愛香は……俺をパシリとしてしか見てなかったよなぁ)

昔の思い出に浸っていると、かなたが憂鬱にさせる元凶の声がどこからか響いた。

「だから、俺があいかなの。お前はあいか2号」
「ちょっと、2号は無いじゃない!!だいたい、2号って言われたら私があなたの古文みたいに聞こえるじゃない!!」
「あの、静かにした方が——」
「「<あんた><お前>は黙って!!」」

頭痛が——。
思わず額をおさえていると、準備室にその元凶がやってきた。

「……あら?かなた、こんなところで何してるの?」
「ん?…ああ、海空か。どうしたんだ?」

同じ名前の二人から、同じ質問をされるのは、少し違和感がある。
かなたは、二人の顔を見ると、気づかれないようにそっと溜息をついた。