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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第2話執筆中】 ( No.61 )
- 日時: 2010/11/09 20:37
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
- 参照: http://神のみぞ知るセカイ……。最高ですww
<二階堂蘭の話>
私が聞いた話は、同じクラスの数人の女子から聞いた話です。
その青山佐那って言う子は、地味でおとなしく、あまり群れる子じゃないみたいです。母親は専業主婦、父親はサラリーマンですが、つい最近リストラされて現在は無職。ほとんど家から出ずに、酒に溺れる日々らしいです。
それでその子の数少ない友人に寄りますと、その子の家では今、ある事件が起こっているらしいんです。
「ある事件?」
そこまで聞いて、思わず秀二が言った。
蘭は秀二のことを「黙らっしゃい」と言いたげに睨むと、また話に戻った。
その事件とは、いろいろな噂があります。そりゃあ、噂ですから嘘もあります。でも、その中でもっとも多い情報が———。
そこまで言うと、蘭は少し間を開けた。
………じれったい———。
「———その情報は……“誘拐”」
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