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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第2話執筆中】 ( No.74 )
- 日時: 2010/11/11 17:52
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
第3話
「面白そうって、お前なぁ!!」
愛香の不敵な笑みを見た直後。あまりの恐怖で足がすくんでしまったかなたは、すぐに我に返ると愛香の近くに歩み寄った。
「不謹慎にもほどがあるだろ!」
「あら、なんで?…こんなに面白いのに」
そしてふふッと笑う。
どういう神経をしたら、こうやって笑えるのだろう。かなたはそう思ったが、あえて口には出さなかった。いや、声に出せなかった。それは———。
「う"……」
「それ以上言うと、……お仕置き♪」
愛香の強烈な右パンチが、かなたのお腹にぼすッ、と言う惨めな音を立てて入っていったからだ。そしてかなたはその場に崩れ落ちる。
——いったいどういう神経しているんだ、愛香は。
かなたと同じ事を思う秀二であったが、かなたの二の舞にはなりたくないため、黙っていることにした。
そんな惨めなかなたを面白そうに見つめる耶麻は、ふいに愛香に同意するように笑った。
「うんうん。確かに愛香の言うとおりだなぁ。今のこの状況を、面白いと言わずになんと言うんだ」
耶麻はでも——、と続ける。
「僕が調べるのも面倒だから、今回は探偵部の諸君に任せるよ。よろしくぅ」
そして右手をひらひらと振る。
「「「「「結局人任せかーーーーー!!!!!」」」」」
この後、職員室の先生が注意しに来たのは、言うまでもないだろう。
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