ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 偽りの中の輪舞曲 ( No.1 )
日時: 2010/10/17 00:41
名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)

この世って、一体何のためにあるんだろうか?

「わからない」とかほざく前に、まず自分の足で確かめよう。


だが、その先に一体何があるんだろうか?世界をもし、世界の果てを見つけたとして、何があるのか。


大声で誰かを呼ぶのか?泣き叫ぶのか?助けを求めるのか?

くだらない。そんなことのために一日を生きているんじゃない。


クローン人間。世の中にバラまかれたらそれらは今もなお、この世に存在する。


完璧なクローン。と、思われたがそれらは知性、感情の捉え方、様々な部分で異なった。

だが、本質は同じ、人間。見た目同じ人間といえど、中身が違う。


そして何より、クローンは人を喰らう。おかしな話だ。まるでゾンビのように、人を喰らうのだ。

そんな世の中。どこにクローンが潜んでいるかもわからない日常の中。


真実を捜し求めないとならないものがいた。


自分達は今何故、ここにいて、生きていて、何のために生まれてきたのかも分からない。

そんな僕たちの存在意義を示すためでもある。それが僕たちなりの真実といえる。


生まれてこなかったらよかったのか?だなんて。

何のために生きているのか?だなんて。

ここにいる理由はなんなのか?だなんて。


知りもしない。だけど、一つだけ分かることがある。




——僕たちは、生きているんだ。今を。この足で、この体で


       ここに存在しているんだ。