ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 神の能力者 ( No.4 )
日時: 2010/10/28 20:29
名前: メゾ (ID: 8.g3rq.8)

第三話  「コルル」

「トレア、大丈夫かい?」
ヴァニアがトレアに聞いた。
「大丈夫です。お兄様。私はケガしてませんから」
にこっとほほえんで答えた。
「ところでお兄様。彼の処分についてなのですが……」
あの少年はつかまえられ、今はスーヴァン帝の地下室に閉じ込められている。
「あぁ…そのことについては君にまかせようと思う」
「え!!本当ですか?!」
顔がぱあっと輝いた。
「そろそろ彼も落ち着いてきただろう。見に行ってきたらどうだい?」
「はい、そうします」
そう言って部屋から出て行った。

*

ガチャッ
地下室のドアを開ける。少年はおとなしく椅子に座ってる。トレアは少年の前に座り、目線を合わせた。
「あなた、名前は?」
ほほえんで話かけた。少年は黙っている。
「私はトレア・エテリアル。エテリアル帝国第三皇女です」
「……コルル・フェマーレ」
少年——いや、コルルはぼそっとつぶやいた。
「コルルか。よろしくね。あなた、特殊能力者?」
無言でうなずく。トレアは目を変え、
「私も特殊能力者。あなたは炎ね。私は超だよ」
目を指さして言った。コルルはちらっと目を見た。トレアは少し間をおいた後、真剣な顔で
「コルル、あなた私の仲間になってくれない?」
と、言った。



*後書き*
どうも!!最近寒いですね〜^^
パソコンしてる時、指がかじんじゃってものすんごく打つのが遅かったです。 しくしく……
いや〜これ、本当はもっといきたかったんですけど、ちょっと次回のは中途半端に止められないのでこんな風になりました。 すいません。
今度はⅠ、Ⅱ、Ⅲとおんなじテーマで書いていくので読んでもらえると嬉しいです。
第三話、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
次回もよろしくおねがいします。
            メゾ