PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び ( No.100 )
- 日時: 2010/12/10 20:39
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: PS3を購入したお父さん
第37話「決断の夜」
「お前に問う、藍染・お前は今。大事な人を傷付けることができるか?」
その言葉を聞いた藍染はすぐに首を振る。
シャルロリアは、腕組みをする。
「怖いのだろう?」
図星だった。
藍染は体を震わし、目からボロボロ涙をこぼす。
するとシャルロリアは藍染の手をギュッと握る。
「その優しさ・・・善の戦士にふさわしい。だがその折れそうな脆い心では誰も倒せん。お前の手で、あやつの目を覚ますのだ。」
藍染はコクリとうなずく。
シャルロリアは優しい顔でうなずく。
カーテンから光りが射す。
月は山に帰り、全てを照らす太陽が現れる。
「朝か・・・。」
シャルロリアはカーテンを開ける。
藍染はシャルロリアの元へ駆け寄る。
「ありがとう、シャルロリアさん。私、あなたのおかげで頑張れる。神牙を元に戻してみせるから。」
「強い心になった、心配ないな。」
奥からあくびの声が聞こえる。
ベイルと幻道が背伸びしながら起きる。
ベイルは目をパチクリさせる。
「お前ら、もう起きてたのか。真面目だなー。」
シャルロリアは腕組みをし、そっぽを向く。
「神霊がこれぐらいできなければどうするのだ。お前たちと違う。」
ベイルは「ケッ」とそっぽ向く。
そして次々と仲間が起きる。
「さあ、準備はいいね?」
黒薙が声かけをする。
皆がうなずき、病院から出て行く。
その様子を見る、黒い刺客が1人が見つめていた。
PR