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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 気づけば500参照ゲット♪ ( No.120 )
- 日時: 2010/12/17 21:08
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: 最近は寒い。どうなっとるんじゃい。
第44話「悪戯は最高の遊び」
「サラン!どうしてここに・・・?」
ルィンはあたふたして、サランに問いかける。
するとサランはルィンの頭を思いっきり殴る。
「どうしてもこうしてもないよ、あたしはねこんなとこ来たくないのに連れて来られたのよ!?っざけんじゃないよ、あのアホ神やろー。」
ルィンは頭を自分でなでながら、ため息をつく。
坂下はサランに問う。
「あの、率直で悪いんですが・・・あの雪は?」
「あぁ、あれね。あれ、幻覚。ルィンのあわてる様が見たかったのさ。」
坂下は「は、はぁ」と呟き、呆然とする。
するとサランは夜空を見上げる。
「なかなかいい世界だ。ただ、殺戮の気がプンプンしてるな・・・。あんたらか、善の戦士って。」
善の戦士たちは皆うなずく。
サランもうなずき、壁にもたれかかる。
するとルィンがサランに近づく。
「ねぇ、サラン----------」
「アタシも馬鹿じゃない。この状況くらいわかってるよ。黒い彗星だろ。もうあちらさん方は準備は着々と済んでるようだ。あたしらもグズグズできないよ?」
黒薙はサランに近づき聞く。
「あんた、協力してくれるのかい?」
「・・・まぁな。悪戯より楽しい遊びなんてあるか。殺しが遊びなんてあたしは認めない。認めてたまるか。あたしが最後まで付き合ってやるよ。」
「どうも。」
黒薙は少し笑ってみせる。
サランも少し笑う。
「さて、寝るよ。明日もきっと闘うことになる。寝なきゃ生きていけないよ?」
「確かにー」
朱嵐はうなずく。
黒薙は「はぁぁー」と大きなため息をつく。
全員眠りにつく。
明日はどんなことが待ち受けるのか。
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