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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 読者待望の第三章、ついに“始動”——— ( No.157 )
- 日時: 2010/12/31 19:17
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第61話「全ての元凶」
中学校時代の俺は周りを見渡す。
声の主は、俺は分かった。
狂神だ。
脳裏をよぎる、声の正体。
この声は俺にしか聞こえなかったらしく、みんなに聞いたが「そんな声、聞こえてた?」なんていわれたことを覚えている。
だが、話の内容は-------忘れた。
「お・・・お前・・・誰だ!?放送かっ!?」
「久しぶりだね・・・浅村君。高橋だよ。覚えているかい?」
それを聞いたあと、中学時代の俺は動揺する。
すぐに、立ち上がり空に向かって大声で叫ぶ。
「おいっ!!!高橋!!!いるのか、この学校に!!いたら・・・俺の目の前で姿を現せてくれ!!!」
「・・・ダメだよ。僕は、君が思う以上に、ずっと遠くに居るんだから。」
「じゃあ・・・何しに、声をここへよこした・・・?」
「・・・浅村君、君には家族が居るよね。白君にお父さん、お母さん。突然、居なくなったら君なら・・・どうするんだい?」
「全力で助ける。助けてみせる。俺が死のうと・・・。」
そう言った後、狂神の声がいきなり恐ろしい声になった。
そして最後に、こういい残した。
「さあ、始めようか。全ての人間関係への復讐をッ!!!」
そう言われたときには・・・別に気にしなかった。
むしろ、馬鹿だと思った。
だが、そう思った俺が馬鹿だったんだ・・・。
この悲劇を生んだのは----------
俺だからだ---------------
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