ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.163 )
- 日時: 2011/01/02 20:04
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
最終章 第63話「嵐は戦いの始まり」
雨が降り、雷は轟き、風は怒る。
この嵐たちは戦いを観戦する、お客。
最後の戦いが始まるのだ。
青空第一小学校、釈朱のアジト。
そこは大きく聳え立ち、魔物の雰囲気を漂わせている。
その闇の聖地へ足を踏む、善の戦士たち。
仲間は全員揃った。
最後の戦いでこの世を救うと胸に、歩く。
「行くぞ、藍染。」
シャルロリアは藍染の方を向き、少し厳しい眼差しを向ける。
だが藍染は何一つ怯えることなく、ずかずかと学校へと入っていく。
その姿を見たシャルロリアは、安心したのか少し微笑んだ。
「これなら安心だ。私が間違っていたな。一度変われば、もうそのままだからな。心配する必要はないか。」
善の戦士が入ってくる。
それに気づいたガルベルはすぐに、釈朱に知らせた。
釈朱は鼻で笑う。
「焦る必要はないだろ?勝ちはもう決まってるかんな。お前らにとって面白い戦いになるだろうよ・・・。」
「私たちも行こう。」
黒軍も歩き出し、善の戦士たちに近寄ってくる。
足音はこだまし、戦いの足音を響かせる。
廊下を歩く。
その向こうから、人が歩いてくる。
善の戦士たちである。
そうと分かった釈朱は、にやりと笑い出し、足早に歩く。
その視線が近くに届くぐらいに距離は近くなった。
零は釈朱を見て、言う。
「お前が親玉か。」
「あぁ。楽しくやろうぜ。」
奥から足音がする。
黒の戦士と善の戦士共々もう15人揃ってるはずである。
足音はドンドン近づき、その姿を確認するまで近くなる。
「どうも。私、異世界から審判として来ました。エターナと申します。この戦いは神や歴史をも変える、大きな戦争。反をして勝とうという甘い戦いではありません。」
エターナと名乗る男は、顔が確認できない。
黒子のように顔を黒い布で隠してあるのだ。
髪の毛は白く、服はいかにも異世界な感じで奇妙だった。
「さあ、皆様。こちらで対戦相手は決めさせていただきました。」
エターナは紙を取り出し、全員に見せた。
そこにはこのようなことが書いてあった。
三木 彩佳vsNO.12
幻道 裂vsNO.9
黒薙 故vsNO.2
雪砂 彩vsNO.13
レアリス・ポリアンサスvsNO.8
ベイル・ヴォーカスvsNO.7
シャルロリアvsNO.5
朱嵐 蓮vsNO.4
藍染 柚梨vsNO.15
幻道 千恵vsNO.10
ルィン・カファル・ローゼッタvsNO.14
サラン・カファル・エル・リグナールvsNO.3
坂下 狢vsNO.11
玖我瀬 瑠華vsNO.6
浅村 零vsNO.1
対戦表だ。
NO〜と書かれているのは恐らく、黒の刺客である。
「レアリスさん、アスターと闘ってもよろしいですが?」
「はい。もちろんです。一緒に闘います!」
「そうですか、では・・・戦争開始でございます・・・。」
最後の戦いが--------始まった。