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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.181 )
- 日時: 2011/01/07 13:34
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第71話「鴉は狼を狩る」
無数の能力狼が雪砂に襲い掛かってくる。
牙を剥き出しにし、異様な雰囲気を漂わせていた。
雪砂は鴉羽を構え、狼たちを迎え撃つ。
「ガァァッ!!」
「でぇい!!」
鴉羽を降り下げ、狼の背中を切りつける。
狼は「グガァッ」と鳴き、唸りながら動かなくなった。
「よしっ」と、心の中でガッツポーズする雪砂。
西川は小さく舌打ちをする。
「おのれ、小癪な・・・!行け、噛み殺せ!!!」
その掛け声と同時に、狼達の速さがガラリと変わる。
大きく吠え、その瞳は雪砂しか入らない。
「な・・・なんなの・・・?掛け声だけで、こんなに変わるものなの・・・?」
すると一匹の狼が一瞬にして消える。
周りを見渡し、消えた狼を探すうちに前からもの凄い速さで狼達が前進してくる。なぜか焦る。
グチャッ!!
「うあああっ!」
右腕に激しい痛み。
そう、消えた狼が後に現れ、噛み付いたのだ。
痛みのあまり、足がよろめく。
だが、そんな雪砂に構わず襲いかかろうとする狼達。
「や・・・ヤバイ・・・。」
すると襲い掛かった狼たちは体から血を噴出し、バタバタ倒れていく。
西川は「う・・・う・・・?」と動揺する。
雪砂は周りを見渡し、原因をつきとめる。
「俺が・・・・・殺った・・・。」
男の声がした。
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