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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.185 )
- 日時: 2011/01/07 20:53
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第73話「1つと2つの大事な話」
「どういうことよ・・・。」
「そのまんま・・・。俺は、人間なのか・・・?」
雪砂は最初、いつものように白がふざけてるのかと思いたかった。
だが、表情といい雰囲気といい・・・全く違った。
これはちゃんと正直に答えたほうがいいと雪砂は思い、正直に答えた。
「人間だと思う。だって、白ちゃんは・・・白ちゃんだもん。でも、どうしてこんなこと聞くの?」
白は、少し下を俯いた。
雪砂はポンッと両手を白の肩にのせ、微笑んで見せた。
「安心しなよ。あたしは最後まで、白軍の味方だから。」
白はいつもの表情で、大きくうなずいた。
その時の顔はいつもの白だった。
雪砂は涙が出るくらい嬉しかったようだ。
少し目に、涙らしきものを浮かべていた。
「俺・・・、釈朱に変なもの飲まされたんだ・・・。赤いの。」
「・・・それって、血じゃない?」
「それから、ずっとフラフラして・・・まるで生きてる感じがしないんだよ。」
雪砂は首をふった。
「白ちゃんは生きてる。心臓の鼓動が、とっても大きい。それは、白ちゃんが元気よく生きてる証拠。それを捨てちゃだめだよ?」
白は少し、顔を赤くしてから頭をポリポリ掻く。
「はい、これで一つ目の大事な話はおしまい。次は?ね、次は?」
白は一瞬で顔の表情を変える。
それほど大事なことだと、すぐに感ずいた。
「エターナはな・・・。」
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