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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.242 )
- 日時: 2011/01/21 21:31
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第104話「人工神」
神の血を飲んだ者は神となれる--------その言い伝えは本当なのか。
嘘だと言ったものはこの者を見よ。
ベットに座り、手足そして口を縛り付けられているこの男。
金色のポニーテールの男、小西 黒夜。
扉が開き、入ってくるのは釈朱だった。
すると黒夜の目が一気に変わる。今までとは雰囲気が全く違う。
「おいおい、そんなにキレてよ。どうしてんだ、ん?」
すると、身動きが出来ないような狼のように唸りだす。
そして体を大きく揺らし、暴れる。
人間では出せないような力で壁に穴を開ける。
「おいおいおい、大丈夫かよ。俺の血をあげたから、そんな気性荒くなったのか?いや、元々か?」
え、俺がどうしてこうなったかって?
それは・・・長い話になるかもな。
俺は狂神に操られてた。でも、それから釈朱についていった。
それからだよな。俺の身元がわからなくなったのって。
うん、俺はあれから色々とされたぜ。
「なあ、お前ってさ・・・神になりたくねぇか?」
と、釈朱に聞かれた。でも、案の定意思の無い俺はそのまんま
「なりたいです。」
って言ったみたいだな。それからだ、俺は本当に殺戮でしかないバケモンみたいになったのは。無性に暴れたくなるし、零とかみたいにパンチ一発で壁ぶっ壊したりできるようになったのは。
俺は能力者になったのか?
「いや、そうじゃない。」
と、釈朱は言った。
「お前は神になったんだ。神の血を飲めば、神になれるってしってっか?」
ただ、操りは解けた。その代わり、こんな感じ。
今暴れているのは俺じゃない。暴れたがるバケモンの俺。
ごめんな、白、零。俺さ、もしかしたら・・・
お前たちを-------------。
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