ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び 過去へ“終焉”の知らせを放つ刻 ( No.249 )
- 日時: 2011/01/22 11:35
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: http://ameblo.jp/pokemon19/
第109話「1人で闘うな」
廊下を走る戦士たち。
ただ、仲間一人おいて逃げるなんて・・・と思う戦士が2人と
闘いたいから逃げたくないと思う戦士が1人いた。
「なあ、幻道・・・。」
赤髪の青年、ベイルが立ち止まって言った。
幻道は呼び止められて、ベイルのほうへ振り返る。
「・・・戻ろう。1人だけ置いていくのも・・・なんか嫌でさ。」
「よかった、共感が居て。」
幻道とベイルが引き返し、さっきの元へ戻っていく。
その後から、死んだ目をした青年が口を歪める。
「セコイぜ、お前ら。俺も参加させろ・・・!」
「ぐぅう!!!」
首をつかまれる、白。ガルベルは鼻で笑いながらギリギリと絞める強さを強めていく。
「終わりか。つまらん。」
最後の止めを刺そうと、黒い大剣を刺そうとしたその時!
ガルベルに弾が当たる。
その拍子に白が飛ばされ、キャッチする青年。
「お、お前ら・・・どうして!」
「1人で戦わせるなんざ・・・善の戦士でもなんでもねぇよ。」
バズーカを構える黒マントの男、幻道が笑いながら白に言った。
白を降ろしながら、赤髪の青年、ベイルが銃を構える。
「出来れば、レアリスも連れて行きたかったが・・・。しゃあねぇな。女の子を戦わせるのもな。」
そして、廊下から走る音。
大きく跳ね上がり、鉄パイプでガルベルの頭を殴る。
死んだ目をした青年、玖我瀬が大笑いする。
「血が騒ぐ!!ハハハハハハッ!!」
鉄パイプを振り回しながら、何度も何度も殴りつける。
ガルベルはバランスを崩し、よろける。
幻道が今だと波動砲をガルベルに当てる。
「ぐわあああっ!!」
ピキッ
鎧に亀裂が走る。
もう少しだ-------------。
一方、残った戦士たちは走る。
もう少しで爆発音がした、体育館。
だが、そうはさせまいと大きな3体龍が道を塞ぐ。
「チッ。しつこいね。」
朱嵐がイライラしながら、構える。
レアリスがロッドをグルグルと回し、構える。
「こういうときこそ、協力でしょ?」
ロッドから連続魔法を繰り出す。
黒薙はコクリと頷き、短剣を構え、龍に立ち向かう。
龍の腕や足が吹き飛び、バランスを崩す。
「よぉーし、今だ!!」
三木が刀を素早く斬り、龍たちを葬り去る。
刀を終い、ふぅとため息。
だが、そんな余裕はないため、走る。
階段を下り、外を出る。
目の前には体育館。
扉に手がかけられた。