ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 狂人の遊び オリキャラあと1人募集!! ( No.88 )
- 日時: 2010/12/03 21:45
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: 07JeHVNw)
- 参照: よっしゃあああ!!金曜も更新できるようになったぞぉぉぉ!!
第32話「全員合流」
虫の大剣は散らばり、威嚇する。
黒いマントがヒラリとなびく。
「よぅ!黒薙ぃー!久しぶりじゃねぇか。」
「げ、幻道っ!」
黒薙チームと幻道チームが合流した。
坂下は大きく安心のため息をつく。
黒の刺客は「フッフッフ。」と笑う。
その声に気づいた雪砂は指を指す。
「アンタね!?この虫を出したのは!!」
「そうだ。黒の刺客NO.10、斉藤 和樹だ。」
斉藤はマントのフードを取る。
髪の毛は黒く、瞳は茶色。
ごく普通の人間だった。
「俺の能力は『キラービートル』。無限に殺人虫を撒けるのさ。」
そういうと、手を上に伸ばす。
手のひらからゾワゾワと虫たちが出てくる。
虫たちは黒薙たちに襲い掛かる。
あまりの多さに、周りは真っ黒だった。
千恵は火の呪文を唱え、火の玉を回りに飛ばす。
虫たちは一瞬にして集まり、盾となった。
「ほぅ!やるね!わしの魔法を盾で受け止めるなんてね・・・。」
「おーい、お婆さん!受け止めたんじゃない、力を吸収したんだよっ!」
千恵は呆然とする。
その間に、虫はパッと散らばり何グループかに分かれ、無数のナイフになる。
千恵の体中に刺さり、血が飛び散る。
幻道は、千恵に駆け寄り抱き上げる。
「おい、ばぁちゃん!死ぬな!孫が・・・孫が泣くだろうが!!」
「裂・・・。死ぬなと言われて、死ぬ奴があるかい?わしは・・・まだまだ・・・。」
千恵の意識は朦朧とする。
幻道は目に少し涙を浮かべる。
すると銃声が聞こえた。
「死なせてたまるもんですか!」
クリスタルのロッドを持った、女が走ってくる。
その後には、刀を持った女と銃を持った男。
そして、狼。
三木チームだ。
レアリスはアスターに千恵を担がせ、茂みに隠れる。
三木たちは、一言かける。
「やっ、みんなぁ!生きててよかったぁ。」
「よぅ、俺は超最強飛行士!・・・名前・・・は・・・。」
「名前思い出してる暇はナシ!さっさとこの虫の大群倒そうよ、赤髪くん。」
三木はツッこんだ後、刀を構え虫に襲い掛かる。
三木は刀を降り下げる。
虫は盾になる。だが刀はギリギリ止まり、三木は
「なんちゃって。」
と、舌を出しおどける。
それと同時に、赤髪の男は銃を撃つ。
虫に当たり、ぽとぽとと落ちる。
黒マントは舌打ちをする。
そして、手をまた上に伸ばす。
だが、後で坂下と雪砂が武器を構えていた。
「残念でーしたっ!」
「game over・・・。」
黒マントからは血が噴出す。
そして倒れる。血はマントから流れ出す。
2人は武器をしまい、ため息をつく。
なんとか勝利した。
一方、廃墟の学校。
ガルベルがバッと目を開く。
「斉藤が死んだ。」
釈朱は舌打ちをして、イスを蹴る。
イスは、壁に強く当たり、粉々になった。
釈朱は机に座りなおし、頭を不機嫌そうに掻く。
すると、口を開く。
「まぁ、いいぜ。おーい、来いよ。一人死んだぜ。」
すると、メガネをかけた青年が歩いてきた。