ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

〜第一話〜　鉄の花はバラ色に輝く

とあるビルの屋上
紅に染まった屋上で影が立っている
さっきまで「人」であったもの、正確には「人達」であったものからは原型が分からなくなるほど、形も色も変わっていた。紅一色に
影の紺色の髪はところどころ紅に染まり、服にあしらわれた薔薇には紅がところどころに付き
手に持った鉄パイプは元の色がわからなくなるほど黒い紅に染まっていた

その影……「玖牙世 瑠花」はその「人であったもの」を蹴り飛ばす

「ずいぶん、グロテスクな趣味みたいだな！鉄芯の花！」
瑠花が声のした方向に振り向くと、屋上の入り口に銀髪に黒コートの男が立っていた。

「あんた……誰だ？」

銀髪はにやりと笑って
「ダイア……いや「影読み」と言ったほうがいいか？」

瑠花は身構える。

「あんたのことは知ってる……邪魔だ！どけ！」

銀髪は肩をすくめ

「荒っぽい女だな……まだ『桜』のほうがマシだぜ」
銀髪はそう言って得物のナタを構える

「俺は男だ」
瑠花は鉄パイプを構える

銀髪は驚いた表情をしたあとニヤリと笑って
「男とはね……まあ男なら気兼ねなく仕事もできるってもんだ。お前には色々と聞きたいことがある。
その可愛い顔をゆがめて話してもらおう。血のにじむ声でね」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いきなり使わせていただきました。もしかしたらイメージと違ってるかも……？

それではちょっとした秘話を……

今回初登場した銀髪の男「影読み」
実はものすごいクールキャラだったのですが瑠花の性格を考えて、さすがにクールキャラ同士が戦うのを序盤でするのはどうかと思い。結構しゃべるキャラに変えました