ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第１話　（２）



僕と蛇がホテルを出た直後、異変があった
「あっ！」

おしりのこの感触……まさか！

「どうした？」
女の肩を支えて先を歩いていた蛇がこちらを振り返る

「財布を忘れた！」
はいていたジーンズのポケットには何も入っていない

「ったく……先行ってるぞ」
鍵を放って蛇はそのまま歩いていく。待ってくれるというやさしさはあいつは持ち合わせてないようだ。知ってるけど

さっきまでいた部屋に戻ろうとすると、二個先の部屋に誰かが入っていくのが見えた。
一人は高そうなスーツを着た中年のおっさん。
もう一人は長い黒髪を少し巻いた背が高くスタイルのいいモデルみたいな女の子。しかも巨乳。
「親子……まさかエンコーじゃないだろうな」
深いため息をついてみる。

中年のおっさんに続いて女の子が入っていく。その時彼女が振り向いて僕と眼が合った

さっきは髪で顔が見えなかったが、かなりの美人だ。
彼女は紫色の眼をすぐに僕からそらし部屋に入っていく
その瞬間、彼女の眼の色が変わったようにみえた

「気の……せいか？」
僕と同い年くらいに見えたし……まさか……気のせいだろう。

けど僕は後々後悔することになる

なんでこのとき彼女を引き止めておかなかったんだろうと………



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この回はかなり桜を人間くさくしたと思います

次回もお楽しみに！！