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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 炯々とした太陽は黒く染まる オリキャラ募集中 ( No.19 )
- 日時: 2010/11/03 20:33
- 名前: 黎龍 ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
- 参照: http://plaza.rakuten.co.jp/k2naduki0623/diary/201010300000/
第四話 [忌々しいアイツ]
キーンコーンカーンコーン...
学校 高校に設置されるチャイムが鳴りいだす。
それを待ち侘びた生徒達は、外一直線に鞄を持ち走る。
今日も勉強が終わった そんな気分なのだろう。
夕日がもう明るく光る頃。
炯々とした太陽は峰藤学園を永遠に照らしていた。
それと連動して蠢く影。
「…おーい!」
何かを呼ぶ若々しい少年の声。
その少年の名前は龍ヶ崎 祐也。
峰藤学園二年生 17歳 男。
趣味は走ること 特技はペン回し。
サッカー部所属、霊など、心霊物に弱い...か。
"パタン"
「禁書目録に一人の少年の名が載るなんてどういう事かしらね…」
一人の女性の声が、石垣の上から聞こえる。
そこに座っていたのは、白い服を着て、蒼い髪に、凛とした眼を光に輝かせ 右手に本を構えている女性。
「…そこの少年 ちょっと待ちたまえ。」
その女性は龍ヶ崎を見つけると呼び止めた。
「え? 俺?」
「そうだよ お前 龍ヶ崎祐也 なんでアンタが禁書目録に載るのかちょっと教えてくれないかなぁ?」
心底ウンザリしたのだろう。
「・・・(えっ...不審者?)」
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