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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: かごのとり。(コメ・アドバイスくださいっ!!) ( No.15 )
- 日時: 2010/11/03 20:20
- 名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)
七話「母親殺し」
「なっ、何よ、これ……!? 心臓が……!!?」
「一時の痛みを味わって死んでも、アリスが味わった痛みは解らない。
故、すぐ死ねない身体にしたのだ」
「ママ、アリスはね、ママに叩かれてすっごく痛かったの!!
だからね、ママにも解らせてあげる! キヒャヒャヒャヒャッ!!!」
杖を振りおろすと、腕が曲がるはずない方向に曲がる。
「ああぁぁぁっ!!!」
「アリスの痛みはね、こんなもんじゃないよ!!」
目は見開かれ、声は上ずる。
そして、再度杖を振りおろす
「ひぃぃぃっ!!!」
首が右90度に曲がり、首の細い筋肉が切れたのか、短い悲鳴を上げる。
「あ゛、あ゛がっ、あ゛ぁぁぁぁっ!!!!!」
首が180度に曲がり、ゴキ……ッと鈍い音がして首の骨が折れる。
口からは泡を吹き、目玉は飛び出そうになっている。
「ママ、ママっ、すっごく綺麗……。こんな綺麗なママ見たことないよ!!」
「いひゃあぁぁぁっ!!!!!!!」
今度は270度に曲がり、右の目玉が粘膜を引きずりながら足元に転がってくる。
「ママ、ママ。ママ……」
「ぎゃああぁぁぁぁっ!!!!!!!!」
とうとう首は一回転し、ブチッと嫌でも耳に残る音を出し、血を吹き出し、千切れた。
「アリカ様、アリカ様。百回殺しても、千回殺しても殺し足りないよ!!! でも……。ミカちゃんは帰ってこない……」
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