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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: かごのとり。(コメ・アドバイスくださいっ!!) ( No.40 )
- 日時: 2010/11/04 21:56
- 名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)
拾九話「食材は俺」
「あぐっ、ひぃっ……」
俺は上半身と下半身で真っ二つにされても死ぬことは許されなかった。
俺は、いま俺の脚が生々しく料理されているところを見ていた。
「さぁ、何がいいかな?」
「……刺身」
「了解」
俺の脚に包丁が入って行く。食卓はすでに血まみれ。
俺の両脚はすべて刺身にされた。
「さて、臓物はどうしようか?」
「パスタ! トマトソースの代わりに血をたっぷりとww」
「容易い」
「ぎゃあぁぁぁっ!!! あ゛、あ゛あ゛っ!!!!!!」
腹を裂かれて臓物を取り出される。
心臓以外の臓物は全て取り出され、パスタにされた。
腹から流れた血はトマトソースの代わり。
「さぁ、腹の肉と胸の肉はどうしようか」
「アリス、ビーフシチューがいい!」
「解りました、アリス様」
大量の血を鍋に流し込んで煮込む。
「アリカ様、肉は僕が切ります」
そして、胸や腹の肉、余った足の肉を大小様々な大きさに切り分け、鍋の中に入れる。
何ともいえぬ腐臭が漂う。誰もが目を血走らせて、今宵最高の晩餐を期待している。
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