ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Are You OK? ( No.10 )
日時: 2010/12/17 19:08
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

昨日はほんとすみませんでした、はい。ではまぁ、続きでも書きますね。あ、それと、最初のキャスト紹介のとこに、一人称付け足しておきましたので(まぁ、自分が書くとき分からなくならない為に付け足しただけなんですがね)。良かったら見て下s(調子に乗んな?
はいじゃ、続き→↓






「アクロマニュム、私どれくらい寝てた?」
「2日くらい」

と、アクロマニュムは言ってから、急にいつもの無表情を少し曇らせながら告げた。

「それ、撃ち所が悪かったらしくて、その所為で病気になったと医師が言っていた」

「へ……?」

突然の彼女の告白に、頭の中が真っ白になるクロス。しかし

「そう…なんだ。でもさ、病気でも大丈夫だよ?アクロマニュムとスベイクが居てくれれば。だからそんな———哀しそうな顔をしないで」

「———御免なさ『バタンッ!!!』」

「おう、悪い悪い、レジが混んでてさ、帰り遅くなっちまったぜ。ほれクロス、見舞いのみかんだ———って、ん?どうしたのアクロ、オレのこと睨んじゃって」

「……あなたは一生還ってこなくて良かった」
「や、ちょちょちょちょい待ってアクロ、還るってその漢字は無いんじゃないかなぁ。ってか、何で?」
「空気、読んで」
「はい、すみませんでした、大好きですぐほぉっ!」


                           ★☆



「ふうん、此処がハッピータウン…。汚してしまいたい程綺麗な街ね」

長い黒髪を細いリボンで2つに結った少女。身長は並くらいといったところか。そんな少女が、この綺麗かつ可愛らしい街には似合わぬ漆黒のギザギザな羽を生やし、空を飛んでいる。

「いやいやそんなことをしに来たわけではありませんよ、フレイブル様?私達はハニー様が殺した…筈の白妖精、クロス・トメイルの生存を確認しに来ただけなんですから」
と、隣にもう一人、真っ黒の執事服を着、左目を隠しているのかいないのか知らないが、長い前髪。後ろ髪も肩に届くか届かないくらいの位置。そして目は血を吸ったような赤———そんな青年が突如少女———フレイブルの背後に浮いていた。

「ちょ、ちょっと馬鹿!びっくりさせないでよね!別にびっくりなんてしてないけど…」
「馬鹿とは酷い言い様ですね、フレイブル様。全く、15年間も育ててきたというのに躾がなってませんね…」

「その発言、色々と危ない感じがするのはあたしだけかしら?」
「さぁ、どうでしょうかねぇ…」

ふわりとした爽やかな笑みを消し、代わりに黒笑いという感じの怪しい笑みを繰り出しながら、
「さてお姫様、暴走されては困りますので、少しの無礼、許して下さいね———…?」

そう言った次の瞬間、ふわりとフレイブルの身体が浮いた。といっても、もうすでに空には浮いているのだが———。

「ちょっとヒミミャ…?お、降ろしなさいよ馬鹿阿呆変体スケベ!!」
「はいはい、暴れないで下さいって言ったばかりじゃないですか。ほら、いい子にしてないとその口、塞ぎますよ」

「ッ…もう勝手にすれば?!馬鹿」

「馬鹿じゃないです」











こんなことになったのも全て黒妖精の所為。全て全滅してしまえば良い、黒妖精など。
byアクロマニュム