ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Are You OK? ( No.14 )
日時: 2010/12/17 19:12
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)


「ねぇアクロ。オレのことどうすれば好きになってくれる?」

それでも諦めずに愛情を紡ぎ出すスベイク。

「『好き』という気持ちは解らない。だからどうすれば良いかなんて訊かれても、何も言えない」

そしてそれを、クールにスムーズに、はね返すアクロマニュム。

「えぇと、『好き』っていう気持ちは、好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して、その人のこと朝から晩まで忘れられなくて、その人が他の奴と話してたりすると、その人のこと独占したくて、その人を殺したいと思う感情のことだよ」
「それは貴方だけ」
「そうかな?」

意味の解らない狂った説明を聞き流しながら、アクロマニュムはハッピータウンに似合わぬ暗い夜空を見る。




「わたし達は、死んだらどうなるの」

それからいきなり、そう呟く。
「へ?そりゃぁ、死んだらバイバイに決まってんだろィ。残念でした、運が悪かったですねーって感じ」
「時折、貴方って実は黒妖精なんじゃないかと思う」
「?何でさ」
「思考が黒妖精みたいだから」
「こういう思考回路くらい、誰でも出来るよ。人間だって、ね」
「人間と黒妖精は、嫌い」



「差別しているつもりは無いのだけれど」







差別はよくないことよね。————あら、私がしていることは差別じゃないわ。苛めよ(ニコッ
byエリィ