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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Are You OK? ( No.22 )
- 日時: 2010/11/26 18:29
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
「アクロ、友達に迷惑も何も無い」
「困った時はお互い様だと、俺がいつも言ってる」
そう言ってフルルは、私の頭を優しく撫でてくれた。
「ありがとうございます———フルルさん」
よくわからない感情。心の中が複雑になってくる。フルルが誰かと喋っていると、心の中がモヤモヤする。
嗚呼これは——何?知りたい———————————。
「アクロ、いつもいつも俺に付き合わなくても良い。クロスとも遊ばないと駄目だ」
「でもクロスは今忙しいから、遊べないって言ってました」
「忙しい?あのクロスが?」
☆★
「クロス」
「あっ、アクロマニュムにフルル。どーしたの?」
今と全く変わっていないクロス。そんなクロスが、教会で何かをしていた。その隣には、死んだ魚の目をしたような男の子。
「クロス、その人誰ですか?」
恐る恐る、訊いてみる。
「あ、紹介するね。この子、スベイク・ハニアっていうの。2日前に、ここら辺に引っ越して来たんだって」
そうこれが————わたし達の出会い。
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