ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Are You OK?〜参照が200突破ですと!?〜 ( No.65 )
- 日時: 2010/12/30 12:23
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: もうちょっとでお年玉が貰える日だね!!←
「貴様は裏がありそうでならん」
そう言って白髪混じりの髪の毛をわしゃわしゃと掻き乱し、ダークに対して冷たい視線を注ぐ。
「まぁそう言うな。人間を滅びさせる為に手を組むというだけの話だ。
裏なんて無い」
真っ黒なツヤのある髪を整え結びながらいやらしい笑みで言うダーク。
「まぁ人間を滅ぼした後はどうなるか知らないけどな」
☆★
「ねぇねぇハニー、ここ最近すっごい空気汚れてない?」
「キミみたいな人間が入り込んだりするからだろ」
真っ黒い、というか毒々しい紫色にさえ見えてくる湖の辺に腰掛け、ハニーと藍はスクランブルエッグを食べていた。
「ていうか藍キミさ、帰らないの?人間界に。早いうちに帰らないとさ、王様に殺されちゃうよ?彼ら今人間を滅ぼす為に手を組んでるらしいから」
「へ〜、王様なんているんだね、会ってみたいなぁ」
「即殺されるよ」
朝だというのに真っ暗なこの街は時間を忘れさせる。
「でもさ、実際人間と妖精ってどっちが強いんだろうね」
「妖精じゃない?魔法使えるし。
まぁ黒妖精だけだけど」
太陽の光らぬ空を見上げながら会話する。
「そうだハニー。俺ね、この世界に来たのはちゃんとした理由があってね…。
---------------------------っていう理由なんだぁ!!」
『ドォンっ!!』
☆★
-一方エリィ達-
「ハニーったら遅いわね。結局藍って奴も何処かに行っちゃったし。
ま、私としては嬉しいんだけどね」
朝から豪華な食事を食べるその3人。
「フレイブル様、先程からケーキばかり食べて…。太りますy」『ドス』
「五月蝿い、この頃食べてないんだからいいじゃない」
最後の「よ」を言わさず、フォークをヒミミャの皿の上に突き立てるフレイブル。
「女の子にそんな失礼なこと言うと後が怖いわよ?」
にっこりと黒い笑顔でヒミミャにそう告げるエリィ。
「それは申し訳ありません、フレイブル様」
そう言いながら紅茶をティーカップに注ぎ淹れる。
「それにしてもどうして今日は一層と空が暗いのかしらね……」
窓から空を見上げ、エリィが呟く。
「やはり人間に汚染されているのではないでしょうか?
藍の正体が早く解りたいものです。
奴はもしかしたら-----------------------」
私の力も最早此処までだろうか…………?
byライト