〜最終章 夢と現実〜これは夢か…またあいつが俺をいじめてくる。夢なんだから…気がつくとそこには人が倒れていた。これは夢なんだ。大丈夫。頬をつねったら、痛かった。震えが止まらない。サイレンが聞こえてきた。涙が出てきた。後ずさりする脚が曲がり、崩れ落ちた。サイレンが近づいてくる。……。「夢斗!夢斗!」母が夢から覚まそうとしても、目を覚ますことはなかった。