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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 木漏れ日の姫。 ( No.13 )
- 日時: 2010/11/24 19:39
- 名前: 栞。 ◆KsWCjhC.fU (ID: Omr4T4uD)
第三話「王国」
ここ、王国「エメリア」は、海に浮かぶ島国である。
海に囲まれているために、他国に攻められることも少なく、とても平和な国と言えるだろう。
そして、「エメリア」は王族が取り仕切っていた。
王族は王の血筋の者の集まりである。
王族は皆、漆黒の髪に、漆黒の瞳と決まっていた。
王族が集まる様は、それは美しく、神々しい雰囲気をただよわせた。
そして、この国の象徴ともいえるものが、“神獣”だ。
“神獣”とは、神の化身といわれる獣である。
神獣は「エメリア」の民から、「主」となる人間を選ぶ。
神獣は「主」にだけ服従するのだ。
しかし、その神獣も、今では残り数頭までに減ってしまっている。
そして、神獣がいなくなった場合、この国に災いが襲いかかるといわれている。ーーー
「エメリア国記録」より一部抜粋
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