ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 幻想東光夢郷 ( No.23 )
日時: 2010/11/13 09:10
名前: 黎龍 ◆YYYYYYYYYY (ID: dBCG1FA1)
参照: http://plaza.rakuten.co.jp/k2naduki0623/diary/201010300000/

ζ 第二章 [穴の先には化物だらけの異世界] ζ


不満気な顔をして、三浦は階段を上り続ける。
飛び蹴りしといて、後から優しくするなんて卑怯だ。
とかそんな事でも思っているのだろう。

凜瞑が前を見据えた先には、大きい神社が俺達を圧倒する様に建てられている。

あと少しで神社にたどり着くだろう。

力を振り絞って、階段を疲れた足で登り続ける。


「はぁ…はぁ…」

やっと着いた。

凜瞑は慌しく、神社へ向かう。

俺は疲れ果て、ノロノロと神社の方向に歩いた。

「あー…やっと着いた。」

「おーい 三浦ー! 早く来いよー!! こっちこっちー!」

凜瞑が俺を呼び続ける。

焦りながらも、俺は凜瞑の方向に向かった。