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Re: 幻想東光夢郷 ( No.26 )
日時: 2010/11/13 23:13
名前: 黎龍 ◆YYYYYYYYYY (ID: dBCG1FA1)
参照: http://plaza.rakuten.co.jp/k2naduki0623/diary/201010300000/

ζ 第三章 [黄昏の夕日は危うい陰謀が隠れている] ζ


「…綺麗だな。」

目の前に見えるのは、赤い色で統一された神社。


神社をジッと見ていると、奥から誰かが近づいてくる。



「紅蛇赤・厳式!!」


その言葉を吐き捨て、三浦に飛び掛ってくる女性は———


ドグシャァン!!


「いってててててて...」

三浦は頭を押さえ、飛び掛ってきた女性の顔を見つめる。


「…なっ、何よ(…紅蛇赤・厳式が…効かない!?)」


心の中で焦り続けているこの女性の名は白楼。
白楼は、三浦の顔をグッと三秒程睨み付け、神社にへと戻った。


「? …そういえば凜瞑は?」


「…凜瞑さんなら縁側でお茶を嗜んでいますよ 三浦...優輝さん?」

後ろからヒッソリと、聞こえるのは女性の声。
振り向くと誰も居ない。

「下です …下。」

そう言われ、視線を下にずらすと…居た。


「…誰?」


三浦は頭を横に倒した 疑問系の問いを出し、下を見続ける。





「私の名前は、早苗です 早苗。」


俺より身長の低い女性なんて始めて見ただろう。