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Re: 幻想東光夢郷 ( No.27 )
日時: 2010/11/14 13:54
名前: 黎龍 ◆YYYYYYYYYY (ID: dBCG1FA1)
参照: http://plaza.rakuten.co.jp/k2naduki0623/diary/201010300000/

ζ 第三章 [黄昏の夕日は危うい陰謀が隠れている] ζ



「…どうしたんだ? …白楼」

凜瞑は、不気味そうに焦っている白楼の顔を覗きこむ。

「…なんでもないわ  …あの人間 紅蛇赤・厳式が効かないのよ…」

白楼はそう言い、縁側でお茶を嗜む凜瞑の横に座り込んだ。








「…早苗…さん?」

三浦は早苗の顔をジッと見つめる。


「あ…はい わ、私の名前は早苗です...」


途惑いながらも、早苗は三浦の手を握り縁側にへと案内する。




「…げっ。」


俺は縁側に座り込む"人"の影を見て思わず目を疑った。





「…あれは…?」


縁側に座り込む"人"達の影は。




なかった。