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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 幻想東光夢郷 ( No.46 )
- 日時: 2010/12/04 14:28
- 名前: 黎龍 ◆YYYYYYYYYY (ID: 7KvZCID9)
- 参照: http://plaza.rakuten.co.jp/k2naduki0623/diary/201011140002/
ζ 第五章 [馬鹿ほど痛い目を見る] ζ
「貴方もね、結構良い仕事してくれたよ うん。」
黒い影がそう喋りだすと同時に、靄が動き出す。
———ここは、空間 即ち謎の空間。
靄が動き出し、その行動が停止する。
目に見えるのは、黒い空間に設置された赤黒い霧。
———————こんな話を聞いた事はあるかな?
とある男は紙にこう綴った。
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私は、今悪魔に、とり憑かれている。
助けてくれ。
たすけてくれ。
たすけてくレ
たすけてくれないト。
おマえノ。
イノチを。
ウバう。
[幻想東光夢郷 白夜録から抜粋]
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なんとも不思議な文章だろう。
この文章を見て何か思った事はあるかな?
私はこう思った。
「この人自身が悪魔なのだろう。」
さあ、地獄の始まりだ。
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